■ぶどうの歴史 |
| 山梨のぶどうの歴史はとっても古いのです。代表的な甲州の品種は、カスピ海が原産と言われています。シルクロードから中国そして日本に渡ってきました。由来は大善寺伝説と雨宮勘の説があります。大善寺説は、718年、修行僧が勝沼に来て修行をしていたある日、右手にぶどう左手に宝印を持った薬師如来を夢で見ました。そこで修行僧は薬師如来像を刻んで大善寺に安置。ここがぶどう栽培の発祥の地。また、雨宮説は、1186年雨宮氏が勝沼の山で山ぶどうを見つけ栽培したところ5年目にとってもおいしいぶどうができ、村人に苗を分けて広がったというもの。どちらも夢がありますね。その後、勝沼の先人の汗と涙の努力がありました。それが実って今日私達が食べるぶどうになっています。 |
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■ぶどうの種類 |
| ・デラウェア 4月〜8月 | 古くから種無しぶどうが定番になてます。小粒で甘さと爽やかな酸味とやわらかな香りがあります。ハウス栽培も盛んです。山梨では、子供の手のひらにのせておやつにする場面が見られます。 |
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| ・巨峰 8月〜9月 | ぶどうの王様と言われるだけあって、大きい粒は食べ応えがあり高い人気を誇ります。それだけに山梨のぶどうの中でも生産量最多です。 |
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| ・甲州 9月下旬 〜10月中旬 | 山梨のぶどうといえばこれ!1000年も前から山梨で栽培されていました。近年、種無しが開発され非常にたべやすなりました。上品な味わいの秋のぶどうです。 |
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| ・甲斐路 9月上旬 〜9月下旬 | 甲斐路というネーミングから、お分かりのように山梨を代表するぶどうです。細長い粒でとても甘いのが特徴で、甲斐路ファンも多くいます。 |
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| ・ピオーネ 8月下旬 〜9月 | 巨峰よりちょっと大粒で色も似ています。味は、格調高く、種無しの品種が最近出回り、とっても食べやすくなったばかりか大粒のため食べ応えがあり、贈答用としては最高の一品です。 |
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| ・ベリーA 9月中旬 | ぶどうの旨みをギューッと凝縮し、さわやかな酸味を加えた感じのぶどうです。その濃さが赤ワインにも適しています。 |
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| ・ネオマスカット 9月上旬 | 黄緑色のぶどうの代表。甘みが適度にあり、さわやかさが口いっぱいに広がるぶどうです。マスカットファンも多くいます。 |
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■ぶどうのおいしい食べ方 |
| ぶどうについている白い粉は「果粉」というもので、汚れやカビではありません。ぶどう自信の実から出たもので、実を守るためです。これを落としてしまうと早く痛みが来てしまいます。軽く水洗いするだけでおいしく食べられます。ぶどうの一番おいしいところは、茎に一番近い粒です。一番太陽の光を受けやすい場所だからです。だからといってそこばかり食べるわけには行きませんね。ぶどうはまず下の粒から食べていくとだんだんと甘くなり最後までおいしく食べることができます。ぜひお試しください。 |